アセットアロケーションとは

実際にポートフォリオを作るのはファンドマネージャーという運用のプロですが、ファンド選びにおいて重要なのは、どのようなタイプの商品にどれぐらいの比率で投資するかというアセットアロケーションです。

これをどうするかによってリスクが決まるといっても過言ではありません。

投資先のタイプ(アセットクラス)は株式、債券、不動産、商品(コモディティティ、原油や金など)などです。

一般的に次のように位置づけられます。

  • 特にハイリスク:海外株式、商品
  • 比較的ハイリスク:国内株式、海外不動産
  • ミドルリスク:国内不動産、海外債券
  • ローリスク:国内債券

どのようなアセットアロケーションがあなたに最適か考えていきましょう。

【リスク回避型のアセットアロケーション】債権比率の高いファンド

債券の比率が高いファンドほどリスクとリターンがともに低くなる傾向にあります。

ファンド例-三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)

三井住友・DC年金バランス30

出典:日本経済新聞(外部サイトへ)

世界各国の債券と株式にバランスよく投資し、着実な成長を目指す投資信託です。

直近3年のトータル・リターン:2.57%

2021年4月6日時点:基準価格 16,228円

【リスク・リターンバランス型のアセットアロケーション】バランス型インデックスファンド

ファンド例-<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型

出典:日本経済新聞(外部サイトへ)

国内外の株式および債券それぞれのアセットクラスで、市場平均に連動するような運用を行います。

直近3年のトータル・リターン:22.62%

2021年4月6日時点:基準価格 13,645円

【高利回り追求型のアセットアロケーション】アクティビストファンド

japanact

 

国内の株式に投資するアクティビスト「Japan Act」があります。

投資を通じてスチュワードシップコードの浸透やコーポレートガバナンスの向上をはかり、日本企業全体の底上げを目標としているファンドです。積極的に投資先企業に対し提言を行い、企業価値の底上げに取り組んでいます。

日本ではまだまだメジャーではありませんが、アクティビストの活躍の場がこれから広がることは間違いないと思います。

企業の経営陣との対話を持つことで、スムーズに提案を通すこともでき、企業内部の改善が可能になります。

直近の詳細な利回りの公表はありませんが、Japan Actは2019年に30パーセント弱の利回りを出しており、非常に高いポテンシャルをもっていることがわかります。

個別銘柄の運用に特化していることが、他社との成績の違いにあらわれていると言えるでしょう。

アセットアロケーション:ノーリスクでリターンを増やす3つの方法

リスクとリターンのバランスについて、なんとなく理解いただけたでしょうか。

次はノーリスクのリターンについてお話します。

(1)税制優遇を使いリターンを増やす

実は、リスクを負わずにリターンを増やす方法があります。

ノーリスクでリターンを増やすには、税制優遇を使うことです。

(2)ノーロード投信・信託報酬の低い投資信託を選ぶ

コストを削減することでも重要な方法の一つです。

販売手数料がかからないノーロード投信や、信託報酬(保有期間に応じて一定割合でかかる手数料)が低いインデックスファンドが最近人気なのは、投資家のコスト意識が高まっていることが背景にあります。

(3)NISAで5-20年間運用益が非課税の恩恵を受ける

もう一つ、誰にでも平等にかかるコストがあるのですが、お分かりでしょうか。それは利益に対する税金です。

投資信託や株式投資で売却益が出たり配当金をもらったりすると、そこに20.315%の税金がかかります。これを一定の投資額までゼロにすることができるのがNISAとつみたてNISAです。

NISAは1年につき元本120万円まで、つみたてNISAは40万円までに関する利益が非課税になります。NISAは購入から5年以内、つみたてNISAは20年以内に得た利益が対象です。

例えば100万円を全額NISAで運用すると、5年間は分配金に課税されません。さらに5年以内に売却した場合、その利益にも税金がかからないのです。税金の20%は、複利での長期運用を考えると非常に大きいものがあります。

NISAやつみたてNISAを利用するには、証券会社にNISA専用の口座を開く必要があります。詳しい手続きなどは証券会社に聞くか各社のホームページを見てみてください。

まとめ:アセットアロケーションはファンド投資とNISAの活用で堅実な高利回り

アセットアロケーションについて、いくつかポートフォリオを紹介してきました。
投資金額がいくらであっても、分散投資をすることは絶対に必要なことになります。
ご紹介したポートフォリオの比率を参考にするのも良い方法でしょう。
初めから自分で考えて比率を決めるのには、経験が必要になります。

まずは、経験を駆使して作り上げられたポートフォリオを試すのも良いでしょう。

大きな損を出しにくい、投資会社やファンド投資で長期的に運用すれば、複利効果によって数年後、数十年後に持っている資産に大きな差がつくはずです。
あるいは大部分をファンドに任せて一部をFXや仮想通貨など、ハイリスクな商品を買うのもよいでしょう。
投資信託や株式を購入する際は、一定期間税金がかからないNISA口座を利用することをお勧めします。自分に合った運用方法を見つけてください。

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