スカイプレミアムのFX会社であるGQFXとは? 特徴と疑問点について解説

スカイプレミアムのヘッジファンド「ライオンプレミアム」は、資産運用会社のThink Smart Tradingに委託しGQFXというFX会社を利用して運用しています。

FXを投資対象にするヘッジファンドは珍しく、ライオンプレミアムに投資するうえでGQFXというFX会社が本当に信頼できるのか不安に思う方もいるかもしれません。

また、ネット上ではスカイプレミアム=ライオンプレミアム=GQFXと語られている場合もあり、結局よく分からないという方も多いかと思います。

そこでこの記事では、FX会社のGQFXについて、スカイプレミアムとの関係をなぞりながら詳しく解説していきます。

GQFXとは

GQFXとは

GQFXは英連邦王国の一つであるベリーズにある海外のFX会社であり、ベリーズはタックスヘイブンの1つとして知られています。

タックスヘイブンは租税回避地とも呼ばれ、法人税が低い地域または無課税の国々のことを指します。税金を優遇することによって海外から資金を集める目的があるため、タックスヘイブンは会社設立や口座開設のハードルが低くなっています。

日本で会社を設立するよりも法人税が安いため、節約した税金の額だけ利益率を高めることが可能です。

このタックスヘイブンに所在するGQFXは、スカイプレミアム関係のあるFX会社です。

そこで次は、スカイプレミアムとの関係とはどんなものなのか解説していきます。

GQFXとスカイプレミアム(ライオンプレミアム)の関係

GQFXは、スカイプレミアムの資産運用サービス「ライオンプレミアム」において、取引で利用するFX会社になります。

ライオンプレミアムはFXを投資対象にしており、タックスヘイブンのFX会社

であるGQFXにおいて取引口座を開設し運用しています。しかし、実際に投資家から集めた資金を運用しているのはスカイプレミアムではありません。

というのは、実際の運用は海外の投資運用会社であるThink Smart Tradingという会社がおこなっています。スカイプレミアムはこの会社と投資一任契約を結ぶことで、運用を海外会社に任せています。

このような運用方法を採る理由としては、GQFXのような海外FX会社が日本で営業するには金融庁の認可が必要ですが、認可を受ける条件が厳しいため営業できません。よって、スカイプレミアムは海外の運用会社を通してGQFXを利用する形を取っています。

ここまでの内容をまとめると、

ライオンプレミアムのスキーム図

  • スカイプレミアムは=ライオンプレミアムと呼ばれるヘッジファンドを投資家に提供している会社
  • Think Smart Trading=実際の運用を担当する会社
  • GQFX=タックスヘイブンにあるFX会社

スカイプレミアムとGQFXの関係について理解したところで、ライオンプレミアムの取引に利用されるGQFXの特徴について見ていきましょう。

GQFXの特徴

GQFXの特徴

GQFXの特徴は2つあります。

  • 海外のFX会社で日本に拠点を持っていない
  • 金融ライセンスを取得している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

海外のFX会社で日本に拠点を持っていない

GQFXは海外のFX会社であり、日本に拠点を持っていません。また、スカイプレミアムの本社はシンガポールにあります。

よって、ライオンプレミアムに関わるすべての会社の本拠地が国内にはないので、本社などに訪れて実態を把握するのは難しいです。

金融ライセンスを取得している

GQFXは日本の金融ライセンスは取得していませんが、ベリーズの国際金融サービス委員会(IFSC)のライセンスを習得しています。

発行されたライセンスの詳細はIFSC番号000320/189となっています。ライセンス取得難易度は国によって異なるので、ライセンスが必ずしも信用できるとは限りませんが、信頼性を判断する材料の一つにはなるでしょう。

最後にGQFXにおいて予想される疑問点について紹介していきます。

GQFXに関する疑問点

GQFXに関する疑問点

GQFXに関する次の疑問点について回答していきます。

  • GQFXは金融庁の認可を受けている?
  • GQFXの利益は確定申告が必要?
  • GQFXやライオンプレミアムは怪しい?

GQFXは金融庁の認可を受けている?

ここまで解説した通りGQFXは日本の金融庁の認可を受けていません。金融庁の認可を受けていないことのデメリットは投資者保護の対象にならないことです。

日本の金融庁の認可を受けているFX会社は資産の分別管理が義務付けられており、仮に会社が倒産した場合でも投資者の資産は保護される仕組みができています。

しかし、認可を受けていない会社を利用した場合はこの限りではありません。分別管理がなされていない場合は倒産時に投資した全額が返還されるとは限らないのです。GQFXを間接的であっても利用するなら、投資者保護の対象にならないリスクだけは理解しておきましょう。

GQFXの利益は確定申告が必要?

ライオンプレミアムに投資し、GQFXを通じて利益を出した場合は居住地に基づいた確定申告をする必要があります。海外のFX会社を利用して利益を上げた場合でも税金は発生するので、税金を納めない場合は脱税になります。

ライオンプレミアムのヘッジファンドは源泉徴収がなされないので、総合課税として所得と合算する形で課税を受けることになります。

総合課税の税率を把握するために国税庁の所得税の基準を下記にまとめました。

課税所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超え330万円以下 10% 97,500円
330万円超え695万円以下 20% 427,500円
695万円超え900万円以下 23% 636,000円
900万円超え1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円以上 45% 4,796,000円

参考:国税庁 No.2260 所得税の税率

※2021年5月17日時点

総合課税は、ヘッジファンドの利益と所得を合算した額が大きければ大きいほど税率が高くなる仕組みです。税金を考えるなら源泉分離課税形式のヘッジファンドを選ぶ方がいい場合もあります。

GQFXやライオンプレミアムは怪しい?

ライオンプレミアムが投資一任契約という形で海外のFX会社を利用するのはタックスヘイブンの観点から考えれば理にかなっています。

税金の節約ができれば間接的に投資家に還元できる利益も高まるので、GQFXからスカイプレミアムのサービスが怪しいとはいえません。

しかし、GQFXはライオンプレミアムが利用しているFX会社であるため、GQFXが信頼できる会社であっても、ライオンプレミアムに信頼性があるとはいえないでしょう。

よって、ライオンプレミアムへの投資を検討しているなら、GQFXも含めてスカイプレミアムや、 Think Smart Tradingの信頼性も判断する必要があります。

まとめ

GQFXについて解説しましたが、以下が記事のポイントです。

  • GQFXはタックスヘイブンのベリーズに拠点を置くFX会社
  • ベリーズ国内で金融ライセンスを取得している
  • 日本の金融庁の認可を受けていないので、倒産した場合は投資元本が返還されないリスクがある

運用は別の会社がおこなっているため、ライオンプレミアムのパフォーマンスやリスクのすべてを決定する会社ではありません。

ただし、「ライオンプレミアムに投資をしたときGQFXが倒産すると投資した額を失うリスクがある」ということは覚えておきましょう。

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