退職金運用のオススメ投資先ランキングTOP5!失敗しないコツも紹介

長年勤めあげた会社からのご褒美である退職金をどう使うかが、「人生100年時代」を無理なく生き抜く方法です。

数千万という今まで見たこともないお金を受け取りますので、「退職金をどうやって使っていけばいいのか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

老後を快適に過ごす為に、退職金を運用していくのはごく一般的ですが、そのための投資先は勉強したいものです。

今回は大事な退職金を運用する為に「オススメの投資先ランキング5選」をご紹介いたします。

退職金を失敗せず運用するには!? 大金だからこそできる投資方法

まずは退職金がどの程度支給されて、どのくらい運用益を得ないといけないのか押さえておきましょう。

(1)退職金の平均支給金額は2500万円

退職金は働いた企業や勤続年数、会社の都合などによっても変わりますが、

平均して約2,500万円と言われています。

しかし、世は人生100年時代。65歳で退職金を受け取ったとしても、あと40年もの間、退職金を資金として、暮らしのプランを考えていかなければなりません。具体的に、いくらかかるのか早い段階から計算しておくことが重要になります。

総務省の家計調査報告では、60歳~69歳の世帯消費支出を見ると、月間平均支出は約28万円、70歳以上の年世帯消費支出を見ると、月間平均支出は約23万円です。

参考:家計調査報告(家計収支編)

(2)退職金だけでは生活費が不足する試算も

60歳~69歳の月間平均支出28万円のうち国民年金受給額の平均12万円を差し引くと、1カ月あたり約16万円が不足し、70歳以上の月間平均支出23万円のうち国民年金受給額の平均12万円を差し引くと、1カ月あたり約11万円が不足します。「人生100年時代」と言われる昨今、100歳まで生きると仮定した場合、40年間で約5880万円ものお金が必要になるのです。

「退職金の2,500万円を早く運用してお金を増やさなければ…」と感じ、急がないといけないと焦ってしまいそうです。

しかし、焦りは禁物です。ここでは、減らさない、退職金を上手に活用し「安定かつ運用利回りが良い」投資先を選んで老後の資金を安定させましょう。

退職金の運用での注意点!資金を減らさない為に考えること

次に退職金の具体的な運用上の注意点を紹介します。

(1)退職金の運用で失敗は許されない!元本を減らさないよう「損をしない」運用を!

退職金を運用する上で一番大事なのは「大損しない」ことです。

確かに「2,500万円を使用して、更にお金を増やしたい」気持ちは当然のことですが、老後を過ごす大事な退職金を減らすわけにはいきません。

(2)退職金の運用先として「株」「FX」等のリスクの高い商品は不向き

そもそも2,500万円という大金があるからこそ出来る投資や優位性というものがありますので、安易にFXや株式投資といった「ハイリスクハイリターンの投資商品」に手をださない方が賢明です。

(3)分散投資が基本

リスクの高い投資を行わないことと同時に大切なのが分散投資をすることです。

一つの投資先に資金を集中した結果、その投資先が何か事件を起こしたり、倒産してしまったりしては、老後の生活は投資先と運命を共にすることになってしまいかねません。

従って、退職金の投資先を分散することで、仮にどこかの投資先が大きな損失を出しても自身の生活にはあまり影響を受けない環境を整える事が重要となってきます。

退職金の運用オススメランキングTOP5

退職金をどの様に運用したら良いか説明してきましたが、実際にどこに投資をしたら良いかオススメをランキング形式でご紹介していきます。

(1)Japan Act合同会社(私募ファンド)

japanact

日本のバリュー株を中心に長期投資を行いつつも、株をただ保有しているだけではなく、必要があれば「物言う株主として」積極的に株主の権利を行使し、企業価値・株主価値を向上させる行動を行う「アクティビストファンド」がJapan Actです。

「広く浅く」ではなく「狭く深く」投資を行っているため、投資信託程ポートフォリオの数は多くはない様ですが、その中でも様々な業種に分散投資しており、リスクを下げつつパフォーマンスの高い投資をしているのがJapan Actの特徴であり、オススメできる理由です。

ホームページ上での詳細な利回りの公表はありませんが、Japan Actは2019年に30パーセント弱の利回りを出しており、非常に高いポテンシャルをもっていることがわかります。

また、Japan Actは信用取引などレバレッジをきかせた取引は行なっておらず、基本的に現物取引を行っている辺りにも安心感が持てます。

原則は1000万円からの受け入れを行っているため、少額から投資ができない投資先ではありますが、退職金というまとまったお金があるからこそ、選択肢に入る投資先といえます。

もちろん退職金を全額Japan Actに投資することはオススメしませんが、投資金額の配分率を高めにしてもよい、信頼できる運用先ではないでしょうか。

(2)投資信託

初心者が簡単に始めることのできる投資といったら「投資信託」が一般的でしょう。

しかし、銀行や証券マンが勧めてくる「投資信託」への投資はオススメできません。

彼らが進めてくるのは「手数料の高い」商品が多く、パフォーマンス等、トータルバランスを考えて紹介してくることはほぼありません。

投資信託はインデックスファンドへの投資がオススメ

私たちがオススメする投資信託は、手数料が低く、実績のあるインデックスファンドです。

投資信託のメリットは、少額の資金からでも投資を行うことができ、自身で毎日の投資先を考えなくても良いという点にあります。

インデックスファンドは大きなリターンは期待できない

デメリットは、ポートフォリオが組まれているといっても、そこまで毎月厳格に利益を追及するタイプではない為、年間の利回りは7%台あれば優秀なファンドといえるでしょう。

(3)外貨預金

外貨預金とはその名の通り、外貨を保有しておくことで為替差益や金利差を狙う資産運用です。

メリット:大損しづらい投資スタイル

投資メリットは、株式や債券の様な激しい値動きがない為、高金利通貨と呼ばれている「南アフリカランド」や「トルコリラ」といったリスキーな通貨に手を出さない限りはほぼ大損しない点です。

デメリット:リターンが見込みづらい、手数料の高さ

デメリットは、安定した投資先では大損がほぼないものの「ほとんど利益は見込めない」点と手数料が高いという点になります。

自国の通貨ではなく、他国に預金して、利息を得ているのみの運用形態となりますので、しっかりとした投資先を選べば一番安定している資産運用といえますね。まして、現在日本の利率が低い現状に経済状況を踏まえると、利益率は低いが悪くない選択肢です。

ただし、預金保険制度(ペイオフ)の対象外であるため、預け先の金融機関が破綻した際には破綻金融機関の財産の状況に応じて預けたお金が支払われることになるため、最悪の場合にはほとんどお金が戻ってこない可能性がある点には注意が必要です。

(4)ヘッジファンド

ヘッジファンドは通常の株式や債券といった投資方法の他に先物取引など、デリバティブ取引をおこなって利益を出すことを得意としています。

メリット:デリバティブで高利回りを得れることもある

メリットは、デリバティブ取引を行っているため、利益率が高いことが挙げられます。

デメリット:ハイリターン投資はリスクも大きくなる

しかし同時にリスクが高い商品を扱っているということは「マイナスも大きくなる可能性がある」ということなのでデメリットと表裏一体の関係といえます。

リスクの高い商品を扱うのがヘッジファンドですので、通常のファンド以上に会社の運営情報やパフォーマンスを精査しなければいけない投資先といます。

退職金を全額ヘッジファンドへ投資するのではなく、一部を任せるなら面白い投資先といえます。

(5)株式投資

退職金運用のスタンダードであり、有名な投資方法といったら「株式投資」は外せないでしょう。

しかし株式投資で利益をだすのは難しく、年間3%の利益をキャピタルゲインでだすことができたら立派な投資家だといえるでしょう。

株式投資の大きなメリットは、売買差益のキャピタルゲインと配当収入のインカムゲインの2つの収益方法がある点です。

キャピタルゲイン

保有株式の売買を行い、売買差益を得る手法

インカムゲイン

株式保有中に得られる収益で、配当や株主優待などが当てはまる

どちらも有効な手段ですので、投資した株式の値動きを見てメリットのある方を判断していきましょう。

また、株式投資の特徴である信用取引ですが、安定した運用をするためにも退職金ではオススメしません。

株式投資においてもハイリスクハイリターンを狙うのではなく、安定した銘柄・配当額の見込める銘柄などがオススメです。

退職金の運用おすすめランキングまとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は大事な退職金を運用するオススメの投資先ランキングについてお話しいたしました。

様々な投資先がありますので、大事な退職金をどの様に運用していくのか見極めていきたいところです。

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