資産運用をするなら、始めから目標を持つことが重要です。
目標が決まっていないと、行き当たりばったりの投資になってしまいます。

 

そうならないためには、目標を持って、それに向かう計画を立てると良いでしょう。
ここでは目標設定の仕方、目標を達成するための方策、目標までの計画の立て方などについて説明していきます。

1、資産運用の目標を決める

 

資産運用を始める前に目標を決めていないと、行動に一貫性が出ません。
一貫性がないとその場限りの行動を取るようになって、本当なら利益を出せていた場面で損を出すかもしれません。
そうならないように目標を決めます。

 

目標の決め方としては、年数と金額を設定すると具体的で分かりやすいでしょう。
例えば30年で1億を目標に掲げるなら、1億にするためにはどのような運用方法や計画が必要かを考えるようになります。
また、最終目標を達成する前に、段階ごとに目標を立てることも重要です。

 

1億にするためには1年でどの程度資産を増やして、5年後にはこのくらいないと1億には届かないということが分かります。複利で増えることを考慮しても、それぞれの目標をクリアすることが最終的な目標を達成するには必要になります。

 

クリアできない年もあるかもしれませんが、大まかな年表があると計画通りに進んでいるかが分かるでしょう。

年ごとの目標を着実にクリアすることが目標を達成するための近道になります。

2、目標に合わせた運用方法

 

目標が決まったら、次は目標を達成するための運用方法を考える必要があります。
運用方法はリスクを回避して着実なリターンを得ることが基本ですが、必ずしもそれで目標を達成できるわけではありません。

 

目標を達成するにはどの程度のリターンが求められているかを計算すると、運用方法がだいたい決まってきます。
大きなリターンを得るためには大きなリスクを取る必要があり、それで失敗すれば目標を達成することはできないでしょう。
この時点で目標が高すぎると分かれば、もう一度目標設定からやり直すと良いでしょう。

 

運用を始める前であれば、目標を作り直すことは難しくありません。
考慮した結果として、目標を達成するには無理な運用方法をしなくて良いと分かれば、具体的な運用方法を考えていきます。

 

投資先として、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、投資信託などリターンとリスクを考慮して選びます。
この時に分散投資をすることは大事です。
国内だけに偏っていると、国内市場が急落すると目標を達成できなくなるからです。
また、外国にだけ偏るのも避けた方が良いでしょう。

 

そのバランスはリターンとリスクを考えて決めていくことが大事です。
投資信託はあまりリスクがありませんが、リターンも少ないのが難点です。
安定して利益を出したいときなどに活用すると、目標達成に役立つ運用になるでしょう。

3、最終目標を達成するためには始めの方針と計画が重要

 

最終目標は一定の時間を経過した後の資産とするならば、始めに決める方針と計画次第で達成できるかどうかが決まります。
始めに無理をしてでも計画を達成するという方針を決めるのであれば、失敗する可能性は高いかもしれませんが、成功する可能性はあります。

 

しかし、目標を達成することが第一ではないでしょう。
資産を増やすことが大事なのであって、そのために失敗しても良いというのでは本末転倒です。
つまり、方針としては着実に資金を増やしながら、目標を達成することが大事になります。

 

そうなるように無理にならない計画を立てるのです。
目標を達成する時間が足りなければ、当初よりも時間をかける計画を作ります。目標達成を第一に考えていたのでは、目標を変えることもできなくなってしまうでしょう。

 

そうではなくて、柔軟に目標を変えて、達成できる方針と計画を立てるのです。また、当初の計画が破たんした場合には、潔く諦めることも重要です。
計画にこだわってしまうと、資金を無謀なところにつぎ込みかねません。

 

そうなってはリカバリーが難しくなります。
計画の破たんを認めて、次の機会を待つ方が得策です。計画通りに進まなかったからといって、全てが終わりではないのです。

4、目標の実現可能性を逆算して確かめる

 

目標を立てたら、本当にできるのかを確かめる必要があります。
例えば10年後に1000万円にするという計画があったとして、資金が10万円しかなければ無謀な計画を立てる必要があるでしょう。

 

資金が100万円でも難しいでしょうが、出来ないことはないかもしれません。始めの資金が500万であれば、かなり現実的な計画を立てられます。
このように出発地点からゴール地点までの道のりを考えて、たどり着けないと計算できる場合は現実的ではありません。
自分の能力の限界を知って、その能力を超えるような目標になっていたら、目標を変える方が良いです。

 

ただし、自分にゴールできる能力があると信じるならば、試してみても良いでしょう。
このように目標から逆算してみると現実的かどうかが分かってきます。

 

しかし、自分では出来ると考えていることでも、出来ないことがあるので、第三者に目標を確認してもらうことは大事です。
客観的に見て現実的かどうかを判断してもらうだけで、心強いでしょう。

5、目標は予定通りにはいかない

 

資産運用が全て思い通りにいくとは限りません。そのためトラブルが起きても良いように計画を立てることが大切です。
途中で損をすることがあるでしょうし、大きく儲ける可能性もあります。

 

どちらに転んでも計画通りに進むことが重要なのです。
どのようなことも予め想定しておくと良いでしょう。
リカバリー策を立てることができるからです。

 

予定通りにいかないことを前提に計画を立てると、目標を現実的な数字で弾き出すことができます。
この数字はトラブルがあったときの遅れなども考えて、低めに見積もっておく方が無難でしょう。

 

また、想定外のトラブルに見舞われる可能性も否定できません。
資産運用は期間が長くなることが多いために、全てのトラブルを予想できないでしょう。
そのようなトラブルのために余剰資金を作っておくと、余力のある投資になります。

 

この余剰資金に充てる資金は投資信託などの比較的に安全な投資先を選んでおきます。
余剰資金があれば、予想外のトラブルに対処できるかもしれないのです。

 

ただし、どんなに精巧な計画を立ても、最後はトラブルへの対処能力にかかっています。
落ち着いて、客観的な事実を積み上げて、トラブルの本質を知れば解決できる可能性は高いです。
目標までの道のりを乗り越えるには幾重の困難と戦う必要があるでしょう。
この困難を乗り越えるために目標は道しるべになります。

6、資産運用の目標設定のまとめ

 

資産運用の目標を決めることは大事です。
目標を決めないと一貫性のある行動が取れずに、右往左往することになります。目標が決まったら、運用方法を決めると良いでしょう。

 

運用方法は目標までの道のりがどのようなものかを考えて決めます。
最終的な目標を達成するためには最初の方針と計画が大切になります。

 

これが間違っていると、目標までたどり着けることはないでしょう。
また、実現可能性を確かめることも重要です。
本当に目標を達成することができるのかを逆算で計算します。

これにより目標が現実的かどうかわかるのです。

 

ただし、目標の達成までにはトラブルがつきものです。
トラブルを回避しながら目標を達成するためには、余力を残しておくことが重要です。
余力は比較的安全な投資先を選んでおくと良いでしょう。
目標はこのようなトラブル時の道しるべとなることがあります。

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