資産が5000万円あれば、働かないでも暮らしていけそうですよね。
配当金生活も夢ではないでしょう。今後も余裕を持って生活していくためには、どのぐらいの資金が必要なのでしょうか。
また、資産5000万円を運用で増やせば、夢の配当金生活ができるのか、気になります。
そこで、資産5000万円で配当金生活を送るポイントや方法についてご紹介します。
まずは、しっかりとしたポートフォリオを作成し、5000万円の運用方法について考えることからです。
これから、比較的利回りが高く、安定した利益が得られる運用方法として「高配当株式や海外の高配当株式ETF」「J-REIT」「ソーシャルレンディング」「海外口座での定期預金」などもご紹介します。
配当金生活に興味のある方は、参考にしてみてください。
資産が5000万円あった時、今後それだけで暮らしていくことは難しいとされています。
その時の年齢にもよりますが、60歳以降なら約5000万円~1億円、40代や50代なら2億円近くの資産が必要になるでしょう。
そこで、5000万円を資産運用して、増やしていく必要があります。
5000万円を増やすためには、利回りが約3%~10%の運用方法にすると効率的です。
また、元本保証があり、リスクが少ない方法も取り入れるといいでしょう。
そのためには、最初にポートフォリオを作成し、運用の内容や資金分配などを把握する必要があります。
ポートフォリオでシミュレーションをしてから投資することで、失敗の少ない運用に繋がるでしょう。
ポートフォリオの作成では銘柄や種類の分散をして、リスクを軽減できるものが望ましいです。
効率的に増やしていくためには、約5%の利回りになるものを中心に投資していきます。
国内の商品だけなく、海外の商品も取り入れるといいでしょう。
万が一の時、すぐに現金化できる商品があれば安心です。
複利を利用すれば、配当金や分配金などの再投資したものにも利息が付きます。複利と単利では、数年後の利益が大きく異なるので、再投資をして複利にすることが大切です。
1、配当金生活に向けた運用方法1「高配当株式・海外の高配当株式ETF」
5000万円を資産運用する方法の一つが、国内の「高配当株式」です。
多くの企業は株主に対して、配当金や株主優待を出しています。
それらを活用すれば、株価の上昇による利益だけでなく、他の利益を得ることができるでしょう。
配当金は株式を持っているだけで得られるものです。日本で上場している企業の配当利回りは、約2%になります。
約5%の高利回りにしている企業もあるので、それらを選べばいいのです。
しかし、株式は業績が悪化すると、株価の下落で元本が減ってしまうこともあります。
よって、値動きが安定している企業を見極めることも大切です。
そのような企業を中心にポートフォリオを作成し、定期的に配当金の有無や利回りを確認するといいでしょう。
また、株式には株式優待があります。株式優待の内容は企業にもよりますが、施設無料券や割引券・お買物券などが多いです。
それらを有効活用すれば、年間で数千円~数万円の利益になるでしょう。
買い物をした割合によって、現金でキャッシュバックをするところもあります。株式は株価や配当利回りが重要視されがちですが、株式優待の内容で選ぶのもいいでしょう。
「海外の高配当株式ETF」とは、比較的配当金を高く設定しているものです。
投資家から集めた資金を運用し、高い利回りで配当しています。利益になったものは、積極的に投資家へ配当する仕組みです。
日本より欧米などの海外企業は、配当利回りを高くしています。利回りが約5%以上の商品も多いです。
2、配当金生活に向けた運用方法2「J-REIT」
「J-REIT」とは投資家から集まった資金で、ビルや商業施設・マンションなどの不動産を購入し、売買益や賃貸収入を分配することです。
投資信託のようなもので、基本的には不動産投資を行います。証券取引所で上場していることが特徴です。
分配金の利回りは平均で約4%になります。
約3%のところもありますが、6%~7%以上の銘柄も多いのでそれらを中心に選択するといいでしょう。
J-REITのメリットは少額からでも始められることです。
個人で行う不動産投資だと、高額の出費や住宅ローンの可能性も出てきます。
しかし、少額から投資できるので、手軽にできる運用方法です。
また、複数の不動産に投資できるので、リスクを分散させることができます。
専門家が運用するので、不動産に関する維持・管理などの業務が必要ありません。通常の不動産投資になると維持管理費や固定資産税・管理委託費なども掛かりますが、それらが不要なことはメリットになるでしょう。
さらに、証券取引所に上場しているので、換金性は高いです。リアルタイムで価格の変動を確認し、売買ができます。収益のほとんどを分配金にしているので、安定した収益が見込めるのもメリットです。
3、配当金生活に向けた運用方法3「ソーシャルレンディング」
「ソーシャルレンディング」も5000万円を効率的に運用できます。
ソーシャルレンディングとは、投資してもらいたい人と投資したい人をマッチングさせ、インターネット上で取引することです。
投資してもらいたい人は、商品やサービス内容を説明し、希望投資額や返済期間を記載します。
興味を持った投資家は、希望する利率が提案することが可能です。
お互いが納得してから取引を開始するので、高い利回りも期待できます。
利回りの平均は約5%ですが、10%を超えるものも多いです。
高い利回りでポートフォリオに組み込めば、利回りの低い商品があっても、それを補えるでしょう。
ソーシャルレンディングのメリットは、利回りが高いことと手間がかからないことです。
最初に投資をすれば、返還が終わるまで何もする必要はありません。
元本の変動もなく、利息も含めた返済額が安定的に入ってくるでしょう。しかし、満期がくるまで資金を引き出せず、流動性は低めです。
よって、余裕資金で行う必要があります。
4、配当金生活に向けた運用方法4「海外口座での定期預金」
「海外口座で定期預金」をするのもいいでしょう。定期預金のメリットは、元本保証があることです。
よって、資産運用に失敗し、損失を出すなどの心配がありません。
日本の銀行口座で定期預金にするのもいいですが、利回りは1%以下です。
海外の新興国では高金利にしている銀行もあります。
例えば、カンボジアの銀行では米ドル建ての定期預金利が約6%です。
5年ものにすると、7%を超える場合もあります。米ドル建てなので、受け取る時の通貨はドルです。
よって、インフレやデフレなどの経済情勢変化にも対応しています。
しかし、ペイオフ制度がない銀行もあるので、注意が必要です。もし、銀行が倒産してしまった場合、資産がなくなることもあります。
5、配当金生活も夢ではない!高利回りの商品を活用し、資産運用をしよう!
資産が5000万円あった時、なるべく高利回りの商品を選択することで、配当金生活をするのも夢ではありません。
そのためには、しっかりとしたポートフォリオを作成し、計画を立ててから運用するようにしましょう。
運用が失敗してしまうと、資産を減らしてしまう可能性もあります。
つまり、分散投資や元本保証があるものを取り入れ、リスクを減らす対策も必要です。
複利の活用で、効率的に増やしていくのもいいでしょう。
約5%の利回りが期待できるものとは高配当株式や海外高配当株式ETF、J-REITです。
ソーシャルレンディングは、自分で利率を提案できるので、利回りが10%以上も可能になります。
海外口座の定期預金は元本保証があり、銀行によっては利回り5%以上です。
これを参考にそれぞれの特徴を理解し、5000万円を効率的に運用してみてください。