運用会社のファンドは、「公募型」と「私募型」の2種類に分けられます。

近年では、これまでの証券系、銀行系の運用会社に加え、高いパフォーマンスをあげる独立系運用会社もでてきていて、投資ファンドの存在感はますます高まっています。

 

今回は、公募型と私募型ファンドの違いと運用ランキングを見ていきます。

1、運用会社ランキングの前に種類を分類

 

運用会社とは、人々からお金を預かってファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資を行っている会社です。

小口の資金を集めてファンドマネージャーがまとめて運用する「公募型」の投資信託と、特定少数の投資家を対象にした「私募型」の投資ファンドの2種類に分けられます。

 

2018年10月現在の公募投信の数は6,195本、純資産総額は119兆7,813億円、私募投信の数は6,086本、91兆8,206億円となっています。

(1)公募型投資信託の種類

公募型の投資信託(ファンド)は、運用方法によって次の2種類に分類されます。

①パッシブ運用(インデックス運用)

パッシブ運用とは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など特定の指数をベンチマークとして、ベンチマークの動きに連動するように運用する方法です。ベンチマークとは運用成績の基準となる指標のことです。

②アクティブ運用

アクティブ運用とは、対象企業の調査・研究を行い、銘柄を絞り込むことでベンチマークを上回る運用成果を目指す方法です。ファンドマネージャーやアナリストが調査研究を行うので、パッシブ運用より運用コストが高くなります。

(2)私募型ファンドの種類

私募型の投資ファンドは次の二つに分類されます。

①プライベート・エクイティ・ファンド

プライベート・エクイティとは、私募型の未上場株式の意味です。

一般に、非上場企業の株式を取得し、他の企業への転売や株式公開を行うことによって、資金の回収を図るファンドです。

ベンチャーキャピタルファンドやバイアウトファンドに大別できます

 

ベンチャーキャピタルファンドは、ベンチャー企業への投資や育成を行うファンドで、バイアウトファンドは、企業を買収し、経営に参加して企業の資産価値を高めるファンドです。

②ヘッジファンド

ヘッジファンドは、公募型の投資信託のように運用手法や運用対象が制限されていないので、世界中の株式・債券・為替市場に多大な影響を及ぼしています。

 

先物などデリバティブ取引を駆使して絶対リターン(市場動向に関わらず元本を増やすこと)を追求するファンドです。

一方で、金融市場に流動性を与え、リスクテイカー(リスクの担い手)の役割も果たしています。

2、投資信託の運用会社種類とランキング

 

投資信託の純資産総額を運用会社に見てみましょう(追加型株式投信2018年10月末時点

 

(1)証券系運用会社

1位 野村アセットマネジメント

  • 純資産総額 8兆9,836億円
  • ファンド本数 723本

野村ホールディングス子会社の資産運用会社。

個人投資家から、大手年金基金や機関投資家等の法人まで、多様な資産運用ニーズに対応しています。

投資信託業務と投資顧問業を行い、運用資産は国内トップクラスです。

 

2位 大和投資信託

  • 純資産総額 7兆6,217億円
  • ファンド本数 549本

大和証券グループ。

市場は非効率であるとの前提に立ち、アナリスト、エコノミスト、ストラテジスト、クオンツによる独自分析により付加価値を追求します。

付加価値とは、市場価格に反映されていない価値を見出すことで、中長期的な視点に立った運用を行います。

 

位 日興アセットマネジメント

  • 純資産総額 5兆805億円
  • ファンド本数 298本

安定し、優れたパフォーマンスをあげるために、優れたファンドマネージャーやアナリスト、トレーダーの育成に力を入れています。

そのために環境やサポート体制も充実。各運用チームは、それぞれ独自の運用哲学を創造し、各ポートフォリオマネジメントタイプに応じた意思決定プロセスを持っています。

(2)銀行系運用会社

位 アセットマネジメントOne

  • 純資産総額 6兆8,337億円
  • ファンド本数 535本

2016年にDIAMアセットマネジメント、みずほ信託銀行(資産運用部門)、みずほ投信投資顧問、新光投信が統合して発足しました。

市場のゆがみを捉え、魅力的な投資機会を発掘することにこだわり、グローバルなリサーチ体制と、マクロ経済分析、最先端の金融工学を活用し、中長期的に優れた運用成果の実現を目指します。

 

2位 三菱UFJ国際投信

  • 純資産総額 6兆1,818億円
  • ファンド本数 684本

三菱UFJフィナンシャルグループにおける資産運用の中核会社です。

投資信託分野において、日本で最も長い50年以上の運用実績を持ち、15年以上のキャリアを持つ運用プロフェッショナルが多数在籍しています。

経験豊富なプロフェッショナルが、MUFGグループのネットワークを活用し、最良の投資成果をだすことを目標としています。

 

位 三井住友トラスト・アセット・マネジメント

  • 純資産総額 3兆8,724億円
  • ファンド本数 270本

2018年10月に三井住友信託銀行の資産運用機能を統合し、日本・アジアで最大級の資産運用会社になりました。

「ボトムアップやトップダウン、クオンツなど運用スタイルに応じた豊富な人材と運用力」、「投資対象別、投資手法別の充実したアナリスト・リサーチ」を提供する運用体制と、パートナー運用機関とのネットワークを活用して、資産運用業務に取り組んでいます。

それでは、独立系の運用会社も見てみましょう。

3、独立系運用会社おすすめランキング

 

独立系の運用会社では、大手にはない独自の運用哲学で高パフォーマンスをあげている会社があります。

1位 レオス・キャピタル・ワークス

アクティブファンドである「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタル・ワークスは、独立系で最大規模の資産運用会社です。

経営方針や戦略など数値に現れない部分を分析する「定性分析」や、財務諸表や株価情報等の数値を分析する「定量分析」の両方から徹底的な調査分析を行い、どのような投資環境でも独自要因で成長を遂げる企業を発掘することを目指します。

2位 セゾン投信

「長期・積立・国際分散投資」を理念とした資産運用会社です。独自で株式を運用するのではなく、「ファンド・オブ・ファンド」方式で、優れたファンドを選別投資しています。

 

世界中をまるごと買う「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と、世界中から調べて買う「セゾン資産形成の達人ファンド」の2本のファンドがあります。

 

4、まとめ

投資信託の純資産総額ランキングと、独立系運用会社のおすすめランキングをご紹介してきました。投資信託は、主に証券系、銀行系がメインで種類も豊富にあります。ただ、その分どの投資信託を選べばいいのかを判断するのは困難です。一方、独立系運用会社は独自の方針でわかりやすい運用を掲げています。

 

今回あげた独立系運用会社はいずれも高パフォーマンスをあげています。実績のある独立系運用会社で資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

 

おすすめの記事